トロッコ王国 | ||||||
▲ ここは、美深(びふか)町にあるトロッコ王国です。1985年に廃線された国鉄美幸線の線路を利用して、1998年から営業されています。ここでは自分でトロッコを運転することができます。 |
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▲ 駅のホーム跡と、トロッコの格納庫。 |
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▲ ここは、仁宇布(にうぷ)という駅だったことがわかります。終点だったようです。 |
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▲ トロッコ“王国”という名の通り、こちらで入国受付をします。看板には「コタンコロ・カムイ駅」と書いてあります。NPO法人トロッコ王国美深により運営されています。 |
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▲ 入国受付所の中。トロッコは何組かのお客さんを1グループとして交互に運行されていて、前のグループが帰ってくるまで待ちになりますので、ここで休憩するもよし、あたりを散策するもよし。休憩場所には、鉄ちゃん大喜びの展示物もたくさんあります(私は鉄ちゃんではありませんが)。 |
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▲ 入国受付をすると、記念の切符と会員旅券(パスポート)がもらえます。 |
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▲ トロッコは色々なタイプがあります。トロッコと言うと、私などは映画「小さな恋のメロディ」(古っ)のラストシーンの手漕ぎシーソー方式を思い浮かべてしまいますが、ここにあるのはみな原動機付き。普通免許所持者でないと運転させてもらえません。 |
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▲ 一番カッコよさそうなのはこれでしたが、これはどうも本日は稼動していない模様。 |
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▲ そうこうしているうちに、続々と前のグループが戻ってきました。 |
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▲ 戻ってきたトロッコは、回転台に載せて一台一台人力で方向転換します。ご苦労様です。 |
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▲ スタート前に、まずはこの看板の前に集まって説明を聞きます。コースは片道5km。途中、林道と交差する踏み切りが何箇所かあり、山菜採りのシーズンで一般車が一時停止せずに横断(こっちは廃線なので道交法上は問題なし)することもあるので注意するように、等のお話があります。 |
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▲ 我々のグループは3台でスタート。どのトロッコに乗るか、前の組から使われている車両の種類である程度決まってしまうのであまり自由には選べませんが、「風防付きと無しとどちらがいいですか」と聞かれたので、風防無しを選びました。 |
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▲ さぁ、スタートです。ハンドルは自転車みたいなもの(当然ですが舵取りはできません)。アクセルは右手についているレバーです。サスペンションがないので振動が凄く、ハンドルを持っていると手が痺れます。車輪が金属なので音も凄くて、隣の人と会話できません。でも、風を浴びてバイクのようで気持ちがいいです。風防なしを選んで正解でした。風と音で結構スピード感はありますが、実際のところは全開で30Km/hくらいでしょうか。 |
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▲ スタート前にも説明がありますが、途中の鉄橋では念の為速度を落として下さいとのこと。 |
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▲ まぁ、鉄橋といっても、鉄骨組みの本格的なものではなく、この程度です。 |
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▲ こんな川をいくつか渡ります。 |
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▲ 森の中をひたすら真っ直ぐ・・・ |
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▲ 車のような感覚ではブレーキが利かないため、前後の車両とは100m以上間隔をあけるように、との注意事項を守り、景色を楽しみつつ適度なスピードで走ると、前後の車両もいつしか見えなくなり、自ずと単独走行状態になります。終点まであと2km。 |
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▲ 終点が見えてきました。 |
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▲ 終点では、スタート地点と同じように人力で方向転換。停車すると、今まで轟音で気が付かなかった大量の鈴の音のような鳴き声がこだましているのに気が付きました。何の声がおじさんに聞いたところ、蝉だとのこと。ミンミンでもジージーでもカナカナでもない、聞いた事のない不思議な鳴き声でした。 |
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▲ 我々の乗ってきた車両。自転車のようなペダルがついてますが、チェーンはなく、空回りします。足を乗せるためだけのもののようです。赤いレバーを左右2人で協力して手前に引くと、4輪にブレーキがかかるようになっていますが、真剣に止めるつもりで引かないと全然効きません。座るところは、もろに自転車のサドルです。それぞれの車両で微妙に仕様が違うようで、後ろの組の車両は、形はほとんど一緒でしたが、回転式ペダルはついておらず、ブレーキもハンドルに自転車のブレーキレバーのようなものがついていました。 |
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▲ スタート地点から5km走ってきたことがよくわかります。 |
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▲ 折り返し地点の脇には、2本の滝がありました。高広の滝(たかひろのたき)といいます。 |
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▲ さて、折り返してスタート地点まで戻ります。前の車両がやってましたが、スタート時にアクセルレバーをいきなり全開位置までひねると、金属の車輪がホイールスピンしてトロッコが全く前進しませんので、アクセルはグリップを確認しながら徐々に開けましょう。 |
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▲ 踏み切り手前の一時停止の標識。ここで必ず一時停止の義務があるわけではなく、車の姿を見かけた場合、踏み切り手前で一時停止できるような速度で徐行し、ここで止まって待ちましょう、という意味です。 |
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▲ 飛ばし過ぎてあっという間にスタート地点まで戻ってしまうのは勿体無い気分です。景色を楽しみつつのんびり帰りましょう。途中、綺麗なアゲハ蝶が車両のそばを舞ったりします。 |
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▲ 名残り惜しいですが、ゴールについてしまいました。 |
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▲ 小腹が減ったら、こちらで「道の駅びふか名物くりじゃがコロッケ」などいかがでしょう。 |
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▲ 美幸線記念碑。私は鉄ちゃんじゃないのでよく知りませんでしたが、日本一の赤字ローカル線だったとか。でも、廃線になった今もこういう形で残って人々を楽しませているのって、いいですね。 |