プロローグ

さて、1998年の夏休み。今は亡きKawasaki ZRX1100での北海道ツーリング。
当時はノートPCもデジカメも、もちろんこのホームページも無かったわけで、旅先からリアルタイム更新の1999年に対して、記憶をたどりながらの旅日記です。まぁ、エピソードIV、V、VIを先に作って、後からI、II、IIIを語るSTAR WARSサーガのようなもんですね(違うって)。

・・・・北海道。冬スキーに行ったことはありますが、そのときは札幌市街とスキー場を訪れたのみでした。バイク歴も、

大学1〜2年 Kawasaki AR50
大学3〜4年 YAMAHA SRX250
入社3年目くらいまで YAMAHA SRX400
1996年〜1997年 SUZUKI GSX400S 刀
1997年〜 Kawasaki ZRX1100

と、まぁ記憶はあいまいですが、それなりの期間は乗っているわけで、それでも北海道に行ったことが無かったのは単に貧乏でヒマも無かったから・・・・かな?

さて、行くと決めたら、夏の北海道、今はまさにウニが旬。イクラ丼は何度か食べたことがありますが、ウニ丼なんて贅沢品は食べたことありません。しかも、普通にそこらで食べるウニって、形を整えるのと保存を良くするためにミョウバンに漬けてあって本来の味ではないそうで、ということは、全く無加工の本場のウニは実は生まれてこのかた食べたことがないのかも知れず・・・・
ということで、今回の旅の目的は、本場のウニ丼をたらふく食べること。ウニのえさは昆布なので、良いウニの採れるとこは昆布の名産地でもあるのだとか。北海道と言えばどこでもおいしいウニが食べられそうな気がするところですが、下手な街中では前述のミョウバン加工後のウニしか食べられません。それでは意味が無い。となれば、北海道の中でも特に有名なウニの名産地、利尻・礼文の離島と積丹(しゃこたん)がターゲット。離島へは渡る暇がなさそうなので、積丹は必ず通るルート設定にせねばなるまい、ってとこです。

北海道への上陸手段ですが、調べるとモトトレインというものがあるらしい(要は、バイクと人を積んでってくれる専用列車ですね)。約14時間で、上野から函館まで運んでくれます。値段も約26,000円とお手頃。フェリーが一番メジャーな方法なんだろうけど、所要時間を考えると、初めての今年はあまり時間を無駄にしたくないし、会社の近くにちょうどJR北海道プラザなんてのもあるので、善は急げで訪ねてみたら、意外と簡単に切符がとれちゃいました。駅弁食べながら、ゆっくり電車の旅ってのもいいもんです。

さて、それでは出発しましょうか。

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