早朝カヌーをやってみました。朝５時半に集合です。前日に台風が北海道を通過したため、川の水位が１ｍ程上がっていて、スタート地点が水没していました。但し、カヌーに支障はありません。

　カヌーの準備。普段は川岸がもっと先にあるのですが、今日は水がここまで来ています。

　ガイドさんが後ろに乗って出発。ガイドさんによれば、水量が増えていつもより視線が１ｍ高いので景色がよいとのこと。ラッキーだったみたいです。

　台風一過の影響で流れが早く、漕がなくても進みます。と言って、手抜きで殆ど漕がないでいたら、もう一組のカヌーにずいぶん離されてしまいました。

　ちょっと支流に寄り道。ここは流れに逆らって進むので、ちょっと漕ぎます。

　支流の脇にカヌーを寄せて湿原を望むと、普段は水の上にあるはずの草が水没しています。とても静かです。

　ガイドさんの「丹頂鶴の鳴き声がする」という言葉に息を潜めていると、ふいに丹頂鶴が飛び立ちました。見れないことの方が多いらしく、これまたラッキー。

　天然記念物の尾白鷲が二羽、木に止まっていましたが、撮影距離まで近づく前に、一羽は飛び立ってしまいました（右下）。

　一羽は近くまで寄っても逃げないで居てくれましたが、４倍ズームのデジカメではこれが限度。水没したら困ると思って望遠レンズ付カメラを置いてきたことが悔やまれます。
　この他に、シャッターチャンスは逃しましたが、この日はえぞ鹿も見ることができました。

　昭和６年に建てられた岩保木水門がゴールです。流れがいつもより速かったので、予定よりも早く到着しました。ガイドさんにコーヒーを頂いて終了です。

　おまけで、以前訪れたときの細岡展望台です。よくパンフレット等で見る、緑一面の湿原の中に川が蛇行している景色が見れるのは、一年でもごく限られた期間らしいです。