丹頂鶴自然公園は、釧路空港のすぐ近くにあります。

　公園の敷地はこんな感じになっています。人と鶴を隔てる金網こそありますが、屋根はなく、鶴は外界と公園内を自由に行き来できます。

　以前訪れたときは、生まれたばかりのヒナがいました。上の看板に書いてあるように、毛が黄金色です。

　親がつきっきりで餌をあげておりました。

　同じ個体かどうかわかりませんが、今回訪れたときは、すっかり大きくなった若鳥がいました。

　屋根がないので、野生の鳥もどこからか飛んできて休憩しています。

　金網はありますが、撮影用の穴が設けられていて、鶴の居所によっては小さいカメラでもこのくらいまでは寄ることができます。

　写真は関係ありませんが、阿寒の方にも鶴の飼育・観察施設があります。そこでは人間がヒナを育てていますが、ヒナが将来自然の生活に戻れるように色々工夫をこらしており、例えば親鳥の頭を模した長靴下状の腕人形で餌を与えたりとか、幼鳥を散歩に連れて行くときも飼育員が鶴の被り物を着て先導したりします。
　備え付けの双眼鏡でその様子が観察できるのですが、池のほとりで幼鳥を遊ばせている間、暇を持て余した飼育員が被り物を着たまま座ってうつらうつら居眠りしているのが笑えました。こちらも機会があればどうぞ。