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スノーシューチーム「利尻の主へ」

朝食
(撮影:2010/03/15)

▲ さて、日が変わって本日はモニターツアー最大のイベント「冬の利尻山遊び」の日。まずは朝食です。昨日はずいぶん食べ過ぎましたので、ご飯はお代わりせず、でも美味しく完食しました。

利尻富士
(撮影:2010/03/15)

▲ 宿の部屋の窓から見た利尻富士。背景が白くてわかりづらいですが、利尻富士が頂上まで見えているのがお分かり頂けるでしょうか。今回のツアーでかろうじて利尻富士が全て見えた貴重な瞬間かもしれません。

利尻富士温泉
(撮影:2010/03/15)

▲ 昨晩入浴した利尻富士温泉。月曜は休館なのですが、荷物置場&着替場所の確保のために特別に開けてもらって、ここから山歩きに出発です。

スノーモービル
(撮影:2010/03/15)

▲ 山歩きのスタート地点までは、ここからスノーモービルで約3km移動します。スノーモービルのタンデムシートか、後ろのソリに乗って移動、ということで私はソリに乗ったのですが、これが大失敗。進行方向に背を向けて乗るのですが、コーナーでGがかかってひっくり返りそうな気がするため、自ずと体勢は寝そべる形になり、するってぇとスノーモービルのキャタピラが巻き上げる氷粒が頭を直撃するわ、襟首に入ってくるわ、着いた頃には真っ白けでした。まぁ、楽しかったですけど。

山へ
(撮影:2010/03/15)

▲ いよいよ山へ踏み込みます。スキー組は先行してどんどん奥に。私はスノーシュー組なので自然を観察しながらゆっくりと進みます。夏だと決められた歩道を外れて歩くことは禁止されているのですが、冬は雪が積もっているので歩道以外の場所も自在に歩くことができます。

西島さん
(撮影:2010/03/15)

▲ 昨年秋の利尻島旅行でもお世話になった、ガイドの西島さん。今回のモニターツアーを知るきっかけを作ってくれた方です。エゾマツとトドマツの見分け方について解説中。「えぇぞ、えぇぞのエゾマツ、天まで届けのトドマツ」ということで、枝振りが上を向いているのがトドマツ、という簡単な覚え方があるのですが、雪国のトドマツは枝に雪が積もって重さで垂れ下がってしまい、必ずしも見分け方の決定打にはならないので、そういう場合は樹皮の違いで見分けるのだそうです。

松ぼっくり
(撮影:2010/03/15)

▲ エゾマツの松ぼっくり。たくさん落ちてました。

エゾトド
(撮影:2010/03/15)

▲ トドエゾトトエゾエゾ。一直線に並んでいるのは何故?
   ①偶然 ②植樹されたから ③倒木の上に生えているから
 正解は③だそうです。倒木はもう埋まって見えなくなっています。昔、川湯のガイドさんに習った「倒木更新」というやつでしょうか。

切り株
(撮影:2010/03/15)

▲ 他の木の切り株の上に生えて成長してしまった木。

埋もれた看板
(撮影:2010/03/15)

▲ 雪に埋もれた看板で、だいたいの積雪量が分かります。

キツツキの巣
(撮影:2010/03/15)

▲ ところどころに、キツツキの開けた穴が。キツツキの穴は、巣作りのために掘る穴と、エサの虫をほじくり出すために掘る穴の2種類あって、これは巣穴の方です。

キツツキの跡
(撮影:2010/03/15)

▲ これはエサをとるためにほじくった跡。すさまじい執念ですね。比較的低い位置にほじくった跡が見られるのは、利尻には鳥の天敵のヘビがいないからだそうです。利尻の気候ではヘビは生きていけないのだとか。ちなみに、ヘビだけでなく利尻にはクマも居ないので安心して山歩きが出来ます。本土で問題になっているエゾシカも居ないので、樹皮が食べ荒らされる被害もありません。

ヤマウルシ
(撮影:2010/03/15)

▲ ヤマウルシ(山漆)の実。ところどころにあります。かぶれに注意。

凍裂?
(撮影:2010/03/15)

▲ 樹木の水分が凍結して幹が裂ける「凍裂」かと思ったら、これは風で裂けたものだそうで。

サルノコシカケ
(撮影:2010/03/15)

▲ 昔々、ガンの特効薬説でもてはやされたサルノコシカケが、いたるところにありました。

森林限界
(撮影:2010/03/15)

▲ 2時間ほど歩いたでしょうか。これ以上樹木が生息できなくなる「森林限界」に到達しました。上の方からは、先行していたスキー組が滑り降りてきます。
 今回のツアーのスキー組は、テレマークスキーを巧みに操るご高齢の方ばかりだったのですが、皆さん素晴らしい健脚です。逆にこちらは普段の運動不足がたたって息切れしまくり。

7合目
(撮影:2010/03/15)

▲ 遠くにかすかに見える山の姿の頂点が利尻富士山頂かと思ったら、そこは7合目付近でさらに先があるとのこと。写真では見難いですが、○印のあたりに四角い人工建造物が確認でき、それが6合目にある携帯トイレ用の小屋だそうです。

下り
(撮影:2010/03/15)

▲ さて、今回の山歩きの目的地である「利尻の主」、樹齢数百年のミズナラの木のところに向かいます。ここからは下りで楽チンです。下りとなるとスキーが欲しいです。うぅ、滑りたい。

利尻の主
(撮影:2010/03/15)

▲ これが「利尻の主」です。周りの木々より一際太く大きく、枝振りも神秘的です。

測定
(撮影:2010/03/15)

▲ 幹の周囲長を計測中。ド忘れしてしまいましたが、3.8mと言っていたでしょうか。雪が積もっていて、本来の最太部よりも上を測っているので、実際にはもっと太いはずです。

御神酒
(撮影:2010/03/15)

▲ 御神酒を供えて、みな想い想いにお祈りを。霊験あらたかなスピリチュアルパワーのご利益や如何に?

甘露泉水
(撮影:2010/03/15)

▲ さて、山歩きもいよいよゴール間近ですが、最後に名水百選のひとつである甘露泉水に寄り道です。Wikipediaで知ったのですが、2008年に環境省が新たに「平成の名水百選」を選出し、それは既存の名水百選(対して「昭和の名水百選」と呼ばれるそう)とカブっていないので、併せて二百選になっているそうです。甘露泉水は昭和の名水百選に含まれています。

甘露泉水
(撮影:2010/03/15)

▲ 雪に埋もれてしまっているので、汲むのもひと苦労。

ウィスキー
(撮影:2010/03/15)

▲ 用意のいいツアーメンバーが、甘露泉水の氷でウィスキーの水割りを楽しんでいました。

あずまや
(撮影:2010/03/15)

▲ あずまやの屋根の雪で積雪量がわかります。雨でだいぶ融けてしまったようです。歩いてきた場所も結構ガリガリ雪でしたが、2月に来ればもっといい雪だったことでしょう。

 さて、この後は出発地点である利尻富士温泉まで戻るわけですが、行きのソリの荒行を教訓に、帰りは絶対タンデムシートに乗るぞ、と思っていたら、思いもかけず「運転してみませんか」とのお声かけを頂き、帰りの3kmはスノーモービルを運転させて頂きました。そもそも当初予定のコースメニューには「スノーモービル体験試乗」があったので、奇しくも予定コースをひとつ消化したことに。

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