幌延深地層研究センター

幌延深地層研究センター
(撮影:2007/10/06)

▲ さて、トナカイ牧場のとなりにあるこの施設は、幌延深地層研究センターです。
 何を研究している施設かというと、物騒な話ではありますが、原子力エネルギーを利用したあとに残る高レベル放射性廃棄物の地層処分技術を研究しています。但し、このセンター自体はあくまでも深地層の研究をしているだけであり、研究のために放射性廃棄物を持ち込んだり、将来的にもこの場所が処分場として使用されるわけではありません。
 遠くからでも目立つこの高いタワーの建物は、センターのPR施設「ゆめ地創館」です。

エレベータ
(撮影:2007/10/06)

▲ 高レベル放射性廃棄物を地上に影響が生じないような地下深くに埋めるための深さは地下500mにもなるわけですが、このエレベータはその想像を絶する深さに我々を連れて行ってくれます。

エレベータ
(撮影:2007/10/06)

▲ エレベータのドアの脇にあるのは、エレベータの動作状況を伝えるパネル。壁にあるのは、外の照明らしきものが見える窓です。

電光掲示板 電光掲示板
(撮影:2007/10/06)

▲ パネルは、時間の経過とともにエレベータの現在位置を刻々と表示していきます。

電光掲示板 電光掲示板
(撮影:2007/10/06)

▲ エレベータが止まり、屋外と最深部の温度・湿度表示に切り替わると最下層に到着です。

展示室
(撮影:2007/10/06)

▲ エレベータが開くと、ちょっと薄暗い展示室です。私達の他には誰も見学者がおらず、ここが地下500mだと思うと、何となく孤独感と不安感が漂います。

展示室
(撮影:2007/10/06)

▲ 展示物はそれぞれがタメになる興味深いものばかりです。シアターで映像を見ながら、もし今地上で核戦争が始まったら、ここに居れば命は助かるかもしれないけど食料や水はどうすればいいんだろう、などと考えたり。(ちなみにシアター映像は、ある女性地層研究者の話で、核戦争だ何だという話はそれとは関係ない私の脳内の話です。)

帰りのエレベータ
(撮影:2007/10/06)

▲ さて、ひと通り見学したら、帰りは来た時と違うエレベータで地上に戻ります。

エレベータ
(撮影:2007/10/06)

▲ 地下から今度はタワー最上階まで一気に移動・・・あら?行きと違ってやけに早く着いたな・・・
 何かヘンだぞ。

トナカイ牧場
(撮影:2007/10/06)

▲ こちらは、先ほどトナカイステーキを賞味したトナカイ牧場です。

深地層研究センター
(撮影:2007/10/06)

▲ こちらの方角には、幌延深地層研究センターの施設全体が見渡せます。

ゆめ地創館
(撮影:2007/10/06)

▲ ・・・ということで、説明を確認して謎が解けました。ここは深地層研究をしている本施設の隣の、PR施設「ゆめ地創館」。地下500mの世界を擬似体験させてくれるもので、実際の展示室は地下1階にあったんですね(階段でも行ける)。まぁ、冷静に考えれば、何が起きるか判らない地中深くに展示施設を作って無料で一般開放してもリスクは高いし投資対効果も見合いませんが。。。
 すっかり騙されました(笑)が、タメになりますしなかなか面白いので皆さんも一度どうぞ。

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